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タミフルは大人と子供で副作用が違う

2020年04月19日
マスクをかける男性

インフルエンザの特効薬には、いくつかの種類があります。
その一つにタミフルがあります。
このタミフルには、カプセルタイプとドライシロップタイプがあり、通常大人にはカプセル、子供にはドライシロップが処方されます。

タミフルの主成分はオセルタミビルというもので、この成分にはウイルスの増殖を抑える働きがあるので、インフルエンザそのものを軽症化できます。
ですから、インフルエンザに罹ったと思ったら、できるだけ早く、48時間以内に服用するようにします。
またタミフルを服用することで、インフルエンザを予防することもできます。

もちろん予防投与ができる人には、条件があります。
まず65歳以上の人、心臓や呼吸器の疾患がある人、糖尿病などの代謝性疾患や、腎機能障害がある人で、家族や同居人にインフルエンザ患者がいる場合に限られます。

タミフルの服用方法は、治療で服用する場合は1日に2回の割合で、5日間服用します。
予防で用いる場合は、1日に1回の割合で、10日間服用します。
もちろん医薬品ですので、決められた用法と用量をきちんと守るようにします。
もし予防投与中にインフルエンザの症状が出た場合は、すぐに医者にかかるようにしましょう。

ところでどの医薬品にもいえることですが、効果がある一方で副作用があります。
このタミフルの場合もその例に洩れません。
主な副作用としては、頭痛、めまい、吐き気や不眠などがあります。
またその一方で眠気がひどくなったり、場合によっては発疹や下痢、強い倦怠感などの症状が起こったりすることもあります。

特に頭痛などは、インフルエンザの症状としても現れますので、症状なのか副作用なのかよくわからないということもあります。
服用後10分から数時間以内に頭痛が現れたら、副作用と判断するといいでしょう。
また下痢なども、インフルエンザと思っていたのが、実はウイルス性胃腸炎で、そのために下痢症状が現れることがあります。
そのためにも自己判断せず、きちんと病院に行って診断してもらうようにしましょう。

タミフルの副作用が出づらいのは大人と子供どっち?

ところでタミフルの副作用として、幻覚が起こると報道されたこともあります。
実際この幻覚は、タミフルそのものに原因があるのか、あるいはインフルエンザが原因なのか、はっきりしないこともあります。

タミフルには、中核神経抑制作用があります。
この中核神経抑制作用というのは、人間の行動をつかさどる神経の働きを、抑える作用のことです。
この作用が働くことにより、幻覚などの症状が起こるという指摘もあります。

一方でインフルエンザ脳症という病気があります。
インフルエンザ脳症に罹ると、幻覚や意識障害が現れるようになり、副作用とされるのは、実はこれが原因ではないかと指摘する声もあります。
このインフルエンザ脳症は、子供に多いインフルエンザ合併症のひとつです。

このインフルエンザ脳症もふくめ、概して子供の方が、大人より副作用が起きやすいといえます、つまり、大人の方が副作用が出にくく、またもし出たとしても自分で調整できます。
子供はそれができにくいので、必ず大人がそばにいて、不眠やめまい、頭痛、吐き気、倦怠感などを訴えた時、下痢や幻覚などの症状が見られる時には、しかるべき対処をするようにしましょう。

また症状によっても違いがあります。
ある報告では、大人には不眠の副作用が出やすく、その逆に子供の場合は、眠気の方が現れやすいということもあります。
また倦怠感も、子供の方が強く感じる傾向もあるようです。

タミフルにはいろいろな見解がありますが、インフルエンザの処方薬としては優れた効果がありますし、またもし罹っても、軽症で済むというメリットもあります。
中枢神経抑制作用も確かに気になりますが、用法を守り、子供が服用した場合は、できるだけ大人がそばにいるようにすれば、これほど便利な薬はありません。

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