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タミフルはインフルエンザの予防投与にも使用できる

2020年05月24日

インフルエンザの治療薬としても知られているタミフルですが、予防目的で使用することができます。
そもそもタミフルは、インフルエンザウイルスが増殖する際に必要となる物質の機能を阻害することで、インフルエンザウイルスの増殖を抑制することが可能です。
これにより、たとえインフルエンザに感染したとしても、予防期間中にはインフルエンザウイルスは増殖できなくなり、インフルエンザの発症を予防することが期待できます。

予防目的のタミフルは10日間分処方されるので、タミルの予防効果は連続して最大10日間です。
タミフルは4時間前後で血中で薬の濃度が最大になります。
そのため使用したその日から効果が発揮されるといえるでしょう。

予防目的のタミフルの使用法や用量は、治療で使う場合とは異なるため十分に注意が必要です。
タミフルを予防目的で使う時には、成人の場合にはタミフルカプセルを1カプセル、もしくはタミフルドライシロップ約2.5gを1日に1回、7日間から10日間、服用します。

体重が37.5kg以上の小児の場合には、成人と同等の量を10日間服用します。
体重が37.5kg以下の幼小児の場合には、体重1kgあたりタミフルドライシロップを66.7mgを10日間、服用することになるでしょう。
体重により用量が異なるので、用法、用量には十分注意しましょう。

タミフルはだれもが簡単に予防目的で処方してもらうことができるわけではなく、タミフルの予防投与には使用条件があります。
その使用条件としては、原則としてインフルエンザ発症者と一緒に生活している人です。
さらに持病があり、インフルエンザを発症した際に重症化などのリスクが高い人にも、予防として処方されることが可能です。

またこれらの使用条件に合わない場合、その状況に応じて予防目的で処方してもらえる可能性があります。
たとえば、受験などの重要な出来事を控えている人が、インフルエンザを発症している人と接触した時など、予防が必要と考えられる場合には医療機関で相談すると良いでしょう。

予防投与に使うタミフルに保険が効かない理由

多くの家庭では保険証を持っていると思いますが、タミフルを予防投与として用いる場合には、保険は適用とはなりません。
そのためすべて自費で清算する必要があります。

タミフルは予防投与が認められているのにもかかわらず、保険証が使えない理由は、予防投与は個人の自由だからです。
インフルエンザの予防法としては、予防接種が推奨されています。
この予防接種にも保険は適応とならないので、タミフルの予防投与も保険適用とはなりません。
国がこのように定めているため、保険を使用することはできません。

保険が適用できないとなると、気になるのが、どれくらいの自己負担額がかかるのかというのです。
病院に行った場合には、診察料金や処方箋を発行するためのお金などがかかるでしょう。
そのため病院で支払う金額はまちまちであるため、一概にこの値段とは言いにくいでしょう。
しかし初診の病院へ行くのであれば、かかりつけの病院に行った方が、安く済ませることができます。
3000円前後の自己負担額が多く見られます。

次に薬局の場合です。
タミフルは薬価で渡すところがほとんどでしょう。
基本的に薬の価格は2年に1回変更されます。
平成27年現在では、タミフルカプセルは1カプセルあたり317.9円、タミフルドライシロップの場合には1グラム244.0円です。

予防投与では、タミフルカプセルは10カプセル購入することになります。
これによりカプセルの場合には3180円となるでしょう。
一方のタミフルドライシロップは体重により価格が変わります。
体重が10キロの場合には、1回の服用量が0.67gになります。
これを10回分になるので、1640円となるでしょう。
ここに薬局により、薬学管理料や調剤基本料などがかかり、おおよそ大人で4000円前後の自己負担額となるでしょう。

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